冬に旬を迎える大根。実は大根には動脈硬化を防ぐ成分「イソチオシアネート」が含まれています。
大根おろしって、辛味がありますよね。
あの辛味こそが、動脈硬化を防ぐ成分「イソチオシアネート」です。
今日は、大根が血管の老化を防ぎ動脈硬化を予防してくれる効果について、注目すべき栄養素や効能・効果などを徹底的に調べてみました!
動脈硬化とは?
動脈硬化とは、「動脈が硬くなってしまう」ことです。
実は30代ではほとんどの人に軽い動脈硬化が現れ、40代になるとすべての人が動脈硬化状態だともいわれています。
動脈硬化は血管(動脈)の老化が主な原因となっていますが、血管の老化は普段の食生活でも防ぐことができます。
大根の動脈硬化予防効果、成分とは?
大根の辛味成分「イソチオシアネート」
大根おろしいなどで大根を生で食べたときに感じる辛味がありますよね。
あの辛み成分を「イソチオシアネート」といいます。
イソチオシアネートは、動脈硬化の他にも、抗菌作用やがん予防にも効果があると言われていて、注目を集めています。
イソチオシアネートを含む野菜には、大根、白菜、カブ、からし菜などといったものがあります。また、ワサビやからしの辛味もイソチオシアネートなんです!
イソチオシアネートの効果
- がん予防
- 動脈硬化の予防
- 殺菌作用
- ダイエット
がん予防
イソチオシアネートには、体の中で発がんの物質を解毒する”酵素”の働きを活性化する働きがあります。
これは、WHO(世界保健機関)の研究組織(IARC)が、イソチオシアネートを多く含むことが分かっている「アブラナ科の野菜」のがん予防効果について、「胃がんや肺がんのリスクをある程度下げるエビデンスがある」と発信しています。
動脈硬化の予防
イソチオシアネートには、強力な抗酸化物質です。血栓をつくりにくくしたり、老化の原因ともなる活性酸素を取り除いてくれます。
殺菌作用
イソチオシアネートには殺菌作用が確認されています。
口内炎や虫歯といった、口の中の炎症を抑えるのに効果が期待できます。
イソチオシアネートを効果的に摂る方法
イソチオシアネートは、加熱しても減らないのが特徴です。
ただ、あまり長時間加熱するとさすがにイソチオシアネートが減少してしまうので注意してくださいね。
ふろふき大根などにすると、たくさん食べることができるのでおすすめです。
もっとおすすめなのが、大根おろしです。
大根の辛み成分のイソチオシアネートは「アリルイソチオシアネート」と呼ばれ、これは大根をすりおろすことで現れます。
大根の中でも、先端の部分は辛いですよね。
「アリルイソチオシアネート」も先端の部分により多く含まれています。
焼き魚に付け合わせたり、しらすおろしやおろし納豆にしたり、冬だったら雪見鍋などで食べるとたっぷり摂ることができますね!
大根を使ったレシピ
大根おろしたっぷり、豚バラ肉の雪見鍋
【材料】
- 豚バラ肉しゃぶしゃぶ用 250グラム
- 白菜 4~5枚
- 白ネギ 1本
- ○大根おろし 1/2 本
- ○酒 100CC
- ○10倍白だし 鎌田醤油100CC
【作り方】
- 白菜は、葉と茎の部分に切り分け、茎はそぎ切り、葉はざき切りにする。白ネギは、斜め切りにする。
- ボールに○を入れ、まんべんなく混ぜる。
- 土鍋に白菜の茎、豚肉、白菜の葉、豚肉、白菜の葉&白ネギの順に入れていく。
- 土鍋に蓋をし、火をつけて沸騰してきたら弱火にし、10分煮込む。
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