1月7日の名医のthe太鼓判では、冬の食材みかんの骨粗しょう症予防効果について放送予定です。
なんと、こたつの定番!みかんを食べることで、骨粗しょう症の発症リスクを減らすことができるんだそうです。
しかも、特別なみかんではなく、普通にスーパーで売っているみかん(温州ミカン)にその効果がある!
今日は、みかんの注目すべき栄養素や効能・効果、そして骨粗しょう症予防におすすめのみかんを使ったレシピなどを徹底的に調べてみました!
ちなみに、みかんは骨粗しょう症だけでなく、糖尿病や血管の若返りにも効果が期待できる食材ですよ~
>>みかんに糖尿病の予防や血管年齢若返りの効果あり!動脈硬化にも!
骨粗しょう症に効果のあるみかんの栄養とは?
βクリプトキサンチン
今注目されているみかんの最大の栄養分です!
骨粗しょう症の予防にも大きく関わっています。
β-クリプトキサンチンは、みかんのオレンジ色の色素の一種で、強い抗酸化作用があります。
この強い抗酸化作用には、発がん性物質から細胞を保護する効果も期待できると言われています。
また、破骨細胞の働きを抑制する効果があるため、みかんが骨粗しょう症に効果があると期待されるわけですね。
三ケ日研究と呼ばれている浜松医大と国立研究機関である農研機構果樹研究所の合同研究では、
みかんを良く食べる人は、みかんをあまり食べない人と比べて骨粗しょう症の発症率が低いことがわかりました。
特に骨粗しょう症になりやすくなる閉経後の女性を比べたところ、
血中のβ−クリプトキサンチン濃度が高かった閉経後の女性は、骨粗しょう症の発症リスクが約92%も低いということが分かっています。
どれくらいみかんを食べれば効果がある?
農研機構果樹研究所や浜松医科大学などの研究チームが10年間にわたって行ってきた「三ケ日研究」では、
「みかんを1日4個食べる女性」の骨粗しょう症発生率は0.08と低い
とうこともしっかりと研究結果がでています。
1日3個~4個のみかんを食べることで、骨粗しょう症効果が大きく発揮されると考えられますが、β−クリプトキサンチンは、血中に留まっることができるので、少量でも摂取を続けることが大事になってきます。
また、特に若い人は1日1個のみかんでも必要量のβクリプトキサンチンを摂取することが可能です。
骨粗しょう症の予防のためには、若いうちから予防のためにみかんを食べておくことが大切なんですね。
ジュースでもβクリプトキサンチンは摂取できる?
みかんを1日4個食べるのは大変!という方もいますよね。その点ジュースなら手軽にみかんの栄養を摂取できそうですが・・・。
実はPONジュースでおなじみのえひめ飲料が、この問題をクリアした商品を開発。
ミカン1個分のカロリーで3個分のβクリプトキサンチンが摂取できる「POMアシタノカラダみかんジュース」という商品が通販限定で販売されています。
ほかにも、機能性表示食品の表示がある物でしたら安心です。
普通のミカンジュースは、果汁を搾る工程でβクリプトキサンチンが果物で食べるより半分程度に減ってしまう可能性や、果汁を飲む回数が多くなることで糖尿病になってしまうリスクがアップするのでおすすめできませんので注意してくださいね。
同じように、缶詰のみかんもシロップ漬けになっているため、糖分が心配です。
糖尿病の予防や血管年齢若返りにもみかんが効果的!
さきほどご紹介しました、三ケ日研究によって、みかんには糖尿病の予防や血管年齢若返りの効果があることが分かっています。

- 糖尿病予防
- 動脈硬化
- 肝疾患予防
- 骨粗しょう症予防
- コレステロール値の抑制
血中のβ−クリプトキサンチンレベルが高い人は、2型糖尿病の発症リスクが低い
血中のβ−クリプトキサンチンレベルが高い人は、動脈硬化発症リスクが約45%低くなる
β−クリプトキサンチンは肝臓にもっとも高濃度に蓄積されるため、飲酒や高血糖による肝機能障害リスクに効果が期待
β−クリプトキサンチン濃度が高かった閉経後の女性は、骨粗しょう症の発症リスクが約92%も低い
みかんの水溶性食物繊維によって、糖や脂質の吸収抑制効果。血中のコレステロールや中性脂肪の減少
ただし、活性酸素を発生させる原因の『喫煙』『飲酒』をする方には、効果が期待できません!
というのも、非喫煙者や非飲酒者よりも多く活性酸素が発生しているため、そちらの除去に摂取したβクリプトキサンチンを多く消費してしまうと考えられるからです!
みかんのβクリプトキサンチンを効果的に発揮させるためには、生活習慣にも気を付けないとなりません。
βクリプトキサンチンはみかんがNO1の含有量
βクリプトキサンチンは、とにかく素晴らしい抗酸化作用を発揮する栄養素だということがわかりました。
で、このβクリプトキサンチンなんですが、実は温州ミカンに断トツに含まれています。オレンジと比べても温州みかんには約10倍ものβクリプトキサンチンが含まれています。
そして、たった1つの食材で大量にβクリプトキサンチンを摂取できる食材は見当たりません。だから研究が遅れてきたというのも事実です。
みかんの皮に大量のβクリプトキサンチン
みかんの実ではなく、みかんの皮に大量のβクリプトキサンチンが含まれています。
今まで、捨ててましたよね。当然私もですよ^^;
みかんの皮を食べろ!といわれても、ちょっと無理です。
そこで、みかんの皮を有効活用するべく、食べ方を調べてみました。
陳皮(ちんぴ)
【材料】
- みかんの皮
【作り方】
- 食器を乾かしたりするものにみかんの皮を入れる
- 天気の良い日、乾燥してる日に干す・・ことを繰り返す。
- カラカラに乾燥したら、電動ミルミキサーで粉末にする。
一味や七味にたっぷり混ぜると、オリジナル薬味にも^^
みかんの皮で簡単★オレンジピール
【材料】
- 無農薬みかんの皮 2個分
- 砂糖 大さじ3
【作り方】
- みかんの皮を千切りにして、さっとお湯にくぐらせしなっとさせる。
- フライパンか鍋に1と砂糖を合わせて馴染んだら、お湯70ccを入れて加熱する。
- 水分がなくなったら火を止めて完成★簡単!!
みかんで作る豚角煮
【材料】
- 豚バラかたまり肉 300gくらい
- みかん 3、4個(中)
- 生姜 ひとかけ
- 青ネギ 適量
- 水 1+1/2カップ
- みりん 適量
- 醤油適量
- 食用油 100cc
【作り方】
- 豚バラかたまり肉は食べやすいサイズに切る。
- フライパンに100ccの油を入れて1を入れて焼き、キッチンペーパーで焼いた豚の表面の脂をよく拭きとる。
- 鍋に水を入れて沸かし、2を入れて灰汁を取る。
- 生姜はすりおろし、ネギは適当に切って、ヘタを取って洗ったみかんをスライスして全部3の鍋に入れる。
- 1時間ほどコトコト煮ます。
- 煮崩れを防ぐために鍋の具を一旦取りだし、スープにみりんと醤油を入れてお好みの味を薄めにつけて少し煮詰めます。
- 取り出した具を鍋に戻して5~10分煮込み、そのまま冷まします。
- お皿に盛って出来上がりです。
豚の旨みを吸ったみかんが美味しくて我が家ではお皿によそう時に「豚肉よりみかん多め」でリクエストされます。
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