抜け毛予防には、毛細血管を強くすること!毛細血管を強くするには、ヒハツやシナモンといったスパイスが効果的?
10月24日に放送の『ソレダメ!~秋のネバネバヌルヌルで健康SP~』では、毛細血管を強化するスパイスなどについて放送予定です。
普段、血管について考えるとしたら、脳梗塞や心筋梗塞といった血管のつまりで起こる病気をイメージしませんか?
今日は体中に張り巡らされている「毛細血管」にスポットを当てて、その効果について調べてみました!
ゴースト血管って何?
私たちの全身の血管って、つなげるとどのくらいの長さになるかご存知ですか?
約10万km、およそ地球2周半分の長さだそうです。
その中でも毛細血管は全身の血管の約99%もあり、体の中に約100億本もあると言われています。
ここ最近では、毛細血管が健康であるかどうかも重要視されてきています。
毛細血管が元気でなければ、抜け毛、しみ、冷え性などといった問題が起こってしまうんですよ。
毛細血管の仕組み
毛細血管って、体の中でどんな働きをしているんでしょうね。体中に張り巡らされて、全身に血液を送っているということはなんとなくわかります。
もっと詳しく説明すると、毛細血管には細かい穴が空いているんです。実は、この穴から酸素や栄養がじわじわっと漏れ出ることで、周囲の細胞などに送り届けています。
ところが、年を取るにつれて途中でたくさん漏れ出てしまい、先端のほうまで酸素や栄養が遅れなくなってしまうんです。
そうなると毛細血管が無くなってしまうんです!
この現象、知らない間に血管が消えてなくなってしまうので、「ゴースト血管」と呼ばれています。最近、テレビなどで取り上げられることも多くなってきました。
しかも、毛細血管が消えてしまう原因の多くは「老化」だそうで、20代に比べると60代はなんと約4割も減ってしまうんだそうです。
毛細血管が減ることで起こること
毛細血管が減ってしまうと、
- シミやしわなどお肌のトラブル
- 薄毛や白髪など髪の毛のトラブル
- 肝臓機能の低下でお酒が弱くなる
- 免疫機能の低下
- 冷え性
- 動脈硬化の進行
といったことが体で起こる可能性が十分にあります。
毛細血管を無くさないためには、血流を活発に保つ必要があるということです。
毛細血管を強化するには、スパイスとスキップ
スパイスが有効
ヒハツ
ヒハツは、コショウ科の植物です。コショウに似た風味をしていて、英語ではロングペッパーとも呼ばれています。
インドや東南アジアなどで多く栽培されていて、日本では主に石垣島周辺で栽培されています。
ヒハツは、漢方としても昔から利用されてきているので、健康効果については言うことなしですね。
普通にスーパーの香辛料コーナーにも取り扱いがあるくらいです。
ヒハツの効果
血流促進
ヒハツには”ピペリン”という成分が含まれています。
このピぺリンには強い血管弛緩作用があり、血管を広げて血流を良くする効果があります。
血行が良くなると、
- 血圧が下がる
- 冷え性の改善
- 抜け毛の改善
- お肌の健康
など、全身のあらゆるところで健康効果を期待できます。
ちなみに、コショウや唐辛子にも同じように血行を良くする効果があることがわかっていますが、ヒハツのほうがその効果が上だということが分かっています。
毛細血管の修復
ヒハツには、毛細血管を修復する「血管の壁細胞の”タイツー(Tie2)」を活性化する作用があることが分かっています。
Tie2(タイツー)を活性化すれば、毛細血管が安定して、しかも毛細血管の修復まで可能になるんです。
血管が丈夫になることで、より血行が良くなります。
Tie2(タイツー)を活性化により、
- 美しい肌
- 抜け毛防止
- 新陳代謝のアップ
- ダイエット効果
なども期待できるようになります。
手軽にサプリメントでもヒハツを取り入れることができます。
ヒハツは、コショウと風味が似ているスパイスなので、普段の食事でもコショウの代わりにヒハツを取り入れるなどすると習慣的に使えそうですね!
シナモン
Tai2の活性化
ヒハツのところでもすでにお話したように、シナモンにもTai2を活性化させる成分が存在します。
血管の老化防止
シナモンには、抗酸化成分であるポリフェノール類のオイゲノール、ケイ皮酸、クマリンなどが含まれています。
なんと地球上の植物の中で、ナンバー3を誇る程の抗酸化物質が含まれたスパイスだそうですよ。
老化の原因となる「活性酸素」を撃退するには、抗酸化物資が含まれたものを体内に取り入れなければなりません。
様々な「抗酸化物質」を含む食品などがありますが、シナモンいいですね!
ただ、シナモンって「スパイスの王様」と呼ばれていますが、クセがあるので好みが分かれますね。
そんな時にはサプリメントです。
スパイスを取り入れるときの注意
ヒハツやシナモンは、スパイスです。
普段は、お料理のアクセントなどに使う程度ですよね。
血管にもとても嬉しい効果があるのでつい大量に摂取したくなってしまいそうですが、過剰摂取は禁物です。
場合によっては、中毒症状を起こしかねません。
ヒハツやシナモンの場合は、1日の摂取量を小さじ1杯くらいを目安に使うのが適量です。
スキップで毛細血管を強化
以前、NHKのガッテンでも毛細血管の回がありました。
その際に紹介されていた「毛細血管の強化方法」は『スキップ』です。
しかもその場でスキップをすればいいので、場所も取らず時間もかかりません。
なぜスキップが効果的なのかというと、それは「ふくらはぎ」にあります。
ふくらはぎは”第二の心臓”とも言われるように血液のポンプ機能を担っているからです。
スキップをすることで、ふくらはぎの血液ポンプ機能が強化され、全身の血流が活発になります。
スキップのやり方
朝昼晩の3回、両手両足を高く持ち上げてスキップを20回するだけ。
特に、夕方や夜に血液が体の下のほう(足)にたまりやすくなっているので、3回行うほうが効果的です。
スキップができないときは
スキップができない場合には、その場でかかとを20~30回上げ下げしましょう。
歯を磨きながら、通勤電車の中、洗い物をしながら、ちょっとした時に行うことができます。
毛細血管にスパイスが効果あり?ヒハツやシナモンがいいって本当?のまとめ
知らない間に毛細血管が消えてしまう「ゴースト血管」。こわいですね。
年齢とともにあれこれ不調が出る原因の一つに、毛細血管が関わっていることが分かりました。
普段の生活でちょっと気を付けるだけで、毛細血管を活性化することができます。
スパイスを利用した毛細血管の活性化、そしてスパイスで消えた毛細血管を再生させられのは驚きですね。
スパイスを利用して10歳の若返りに成功された方もいるようですから、一刻も早く始めたいですね!
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