毎年冬に流行するインフルエンザ。予防対策はしていますか?
予防接種を受けるのはもちろんのこと、インフルエンザを予防には”免疫力アップ”がポイントです。
実は、この免疫力を直接アップする効果が期待できるのが『ネギ』なんです。
今日は、ねぎのインフルエンザ予防効果についてご紹介していきます。
インフルエンザ予防に効果!ねぎの”ヌル”って何?
ねぎの”ヌル”ってご存知ですか?
ねぎを折ったりすると、中からヌルっとした粘液が出てくるんです。これがねぎの”ヌル”です。
実は、この粘液”ヌル”が、すごい効果を発揮してくれる健康成分であることが最近の研究でわかってきたんです!
ねぎの”ヌル”の効果
ねぎのヌルには、
- インフルエンザ予防
- 肺炎予防
- がん予防
などの効果が期待できることがわかってきました。
インフルエンザや肺炎は、ウイルスが体内に入って増えることで発症します。
”ヌル”には、このようなウイルスや細菌などから体を守る働きをアップさせます。
- 唾液などに含まれる、細胞やウイルスを取り囲んでやっつけるIgA抗体が1.5倍
- 体に侵入してきた細菌やウイルスを食べてくれるマクロファージが5倍
- 体に発生したがん細胞など異常な細胞を発見、攻撃して排除するナチュラルキラー細胞の働きは3~4倍
つまり、ねぎのヌルを食べることで、免疫細胞を活性化させる働きがある、ということなんです。
ねぎの”ヌル”はどこに含まれている?
ねぎの”ヌル”は、青ネギに多く含まれています。
そして、細いものより太いものにより多く含まれていて、特に九条ネギにはたっぷり含まれています。
ということですが、白ネギの青い部分にも”ヌル”は含まれています。
ヌルは、寒いほど多く含まれ、新鮮なものにたっぷりと含まれていますが、白ネギの青い部分も乾燥しているだけでしっかりとヌルは含まれています^^
乾燥してしまった白ネギの青い部分も、水に濡らすことでヌルは復活します。
また、ヌルの健康効果は加熱しても冷凍しても変化することはないので、様々な調理方法で食べることができます。
ねぎは青い部分まで丸ごと食べるべきですね!
ねぎの健康効果
ねぎには”ヌル”以外にも、様々な健康効果があります。
ねぎの香りの健康効果
ねぎは、切った時に細胞が壊れることで「アリシン」という香り成分が発生します。
ちょっとツンとした刺激のある香りは、血管を拡張し血流アップさせることで、体の抵抗力をアップさせてくれます。
なんと、ねぎを食べるよりも香りを嗅いだほうが体温が上昇するというおもしろい結果もあります。
以前、中国で新型肺炎SARSが大流行したときには、「ねぎの里」と呼ばれる村では感染者が1人も出なかったというくらいすごいパワーです。
ねぎの首巻きで風邪予防
昔から「風邪をひいたらネギを首に巻く」なんていわれていましたが、これは本当だということですね。
首にねぎを巻くことで、香り成分「アリシン」の効果を得ることができるということでしょう。
- 生の白ネギに切り込みを入れていく。たくさん切れば、『アリシン』もより多く生まれます。
- 手ぬぐいやタオルで包み、首に巻けば完成!
汁で肌がかぶれないようにしっかりと包む。
香りが強い時は、ネギの表面をちょっと加熱すると和らぎます。
免疫力をアップさせるねぎレシピ
青ネギウェルシュレアビット
青ネギウェルシュレアビットは、ウェールズの伝統料理『ウェルシュレアビット』をアレンジした料理です。
【材料】
- ネギの青と白い部分 200g
- バター 10g
- 小麦粉 大さじ1
- 牛乳 100ml
- ピザ用チーズ 100g
- 食パン 3枚
- 塩 小さじ1/4
- こしょう 少々
【作り方】
- ネギの青と白の部分を小口切りに。
- しなっとするまでバターで炒める。
- 小麦粉を入れ、粉っぽくならないようにしっかりと炒める。
- 牛乳を3回程度に分けて入れ、だまが出来ないように注意しながら混ぜる
- 弱火にして、ピザ用チーズを投入。 塩、こしょうで味を整えながら混ぜ合わせます。
- パンに塗り、トースターで4~5分、きつね色になるまで焼けば出来上がり。
青ネギ巻き
青ネギ巻きは、中国・山東省の『ネギ巻き』をアレンジしたお料理です。
【材料】
- ネギの青い部分 3本分
- 粗みじんの白ネギ 50g
- 豚ひき肉 100g
- 塩 小さじ1/2
- こしょう 少々
- 揚げ油 適宜
- 小麦粉 大さじ4
- 片栗粉 大さじ2
- 水 大さじ10
【作り方】
- ネギの青い部分を4センチ程度の長さに切る
- 粗みじんの白ネギ、豚ひき肉、塩、こしょうをポリ袋に入れ混ぜ合わせる
- ポリ袋の角を切り、ネギの青い部分に絞り入れる
- 小麦粉をまぶし、衣(片栗粉と小麦粉を水で溶いたもの)をつける。
- 180℃の油でカラッと揚げればできあがり。
コメント