サバにりんごを合わせると、認知症予防の効果がアップするってご存知ですか?
これ、100歳のご長寿さんが実際に食べている食べ合わせなんですが、これがきちんと医学的に理にかなっているんですね。
認知症といえば、脳のメカニズムにも関わりますから、認知症の予防だけではなく、記憶力のアップや学習能力のアップにもつながります。
今日は、認知症予防や記憶力や学習力アップの効果が期待できる、サバ×りんごの食べ合わせ効果についてご紹介します。
11月13日のこの差ってなんですか『100歳長寿は鯖×リンゴで認知症予防(秘)食べ合わせに夏木マリ仰天SP』の中で、サバ缶とリンゴの食べ合わせ効果について放送予定です。
サバとリンゴの食べ合わせで認知症予防!
サバのすりおろしリンゴがけ
- さば
- りんご
【作り方】
- サバを焼く
- りんごを皮ごとすりおろす
- 焼いたサバに、すりおろしたリンゴをのせる
サバとリンゴで認知症予防の効果がある理由
サバの栄養と効果
サバといえば、今ブームのサバ缶ですよね。
サバには、
- DHA
- EPA
- ビタミンB2
- ビタミンB6
- ビタミン12
- ビタミンD
- カルシウム
- ナイアシン
といった栄養素が含まれています。
実は、生のサバを食べるよりも、サバ缶のほうが栄養価が高いんですよ!ご存知でしたか?

この中で注目したいのが、DHAです。
DHAやEPAが豊富
DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPAは、青魚に含まれる不飽和脂肪酸のひとつです。
体内では生成することができない必須脂肪酸ですから、食品から取る必要があります。
DHAには、血液をサラサラにし、コレステロール値の上昇を抑えたり、高血圧や動脈硬化の予防に効果が期待できとよく言われています。
脳の情報の伝達をスムーズにし、学習能力や記憶力を高めるなどといった効果もあります。脳の働きを活発にすることで、認知症の予防が期待できます。
また、脳の神経細胞が死滅していってしまう「アルツハイマー型の認知症」についても研究が進められて、
DHAが傷ついた神経細胞を修復させ、さらに残った神経細胞の成長を促進させる効果があるのではないかと期待されているんです。
研究段階ではありますが、認知症の予防に効果が期待できるという多くの報告があるのも事実です。
EPAは、血液をさらさらにする働きや血栓を防ぐ働きがあります。脳血栓や心筋梗塞といった血管のつまりによる病気を予防する効果が期待できます。
ところが!!
脳の活性化に効果があるDHAや血液さらさら効果のあるEPAの多くは脳にたどり着く前に体内の活性酸素に攻撃されて壊れてしまうんです。
せっかくの栄養が、体内に入った途端に激減してしまい、サバを食べただけでは効果が得にくいと言わざるを得ません。
ただ、ここでりんごの登場です。
サバ×リンゴで効果アップ
- リンゴポリフェノール
- ペクチン
- セルロース
- ビタミンC
注目すべき栄養素は、りんごポリフェノール。
実は、りんごポリフェノールの中の1つの成分である、「ケルセチン」という物質が含まれています。
このケルセチンが、サバのDHAやEPAを活性酸素から守ってくれる効果があることが分かりました。
ケルセチン
りんごに含まれるケルセチンには高い抗酸化作用があります。
主に、老化の原因と言われている活性酸素を取り除いてくれます。
活性酸素といえば、動脈硬化などの血液の病気などに注目が行きがちですが、実は認知症も活性酸素によって起こりやすくなることが、研究で分かってきています。
そして、特にケルセチンは、活性酸素に強く働きかけるので、サバのDHAやEPAを活性酸素から守り、認知症の予防にも大きく期待ができるんです。
アメリカの大学のチームの研究では りんごを一日一個食べることでアルツハイマーの予防に効果があるという実験結果も報告されています。
ケルセチンはポリフェノールの一種ですが、ポリフェノールは野菜や果物の皮の部分に多いため、りんごも生のまま皮ごと食べる方が大きな効果が期待できます。
皮付きのままカットしたリンゴを食べたり、リンゴを皮ごとすりおろす、という食べ方は一番理想的な食べ方ですね。
▼玉ねぎにもケルセチンがたっぷり含まれています

まとめ
サバのDHA、そしてリンゴのケルセチン。
どちらも認知症の予防に効果が期待される成分を含む食品であり、一緒に摂ることでサバの大事な栄養素DHAとEPAが脳に届く効果がアップすることが分かりました。
どちらも体へ違ったアプローチをする成分なので、この2つを組み合わせて食べることで相乗効果がアップし、結果健康長寿になれるというわけですね!
- 脳を活性化させる、サバのDHA
- 老化の原因”活性酸素”を取りのぞく、りんごのケルセチン
そして、りんごポリフェノールは皮に多く含まれているので、食べるときには皮ごと食べたり、すりおろすということを意識しましょう。
今回はサバとリンゴでしたが、りんごに含まれるケルセチンは玉ねぎにも含まれています。ですから、サバと玉ねぎという組み合わせでも、認知症には効果があるといえますね。
ぜひ、試してみてください。
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